文字サイズ

    オス2匹からマウス誕生…精子の遺伝情報で

     【ワシントン=三井誠】2匹のオスの精子が持つ遺伝情報をもとに子マウスを初めて誕生させたと、中国科学院などの研究チームが11日に発表した。精子をもとに作ったES細胞(胚性幹細胞)を改変して卵子に似せ、別の精子と合わせるなどして受精卵のような状態にしたという。すぐに人間に応用することは難しいが、生命倫理面で議論を呼びそうだ。論文が米科学誌「セル・ステムセル」に掲載される。

     マウスや人間などの哺乳類は卵子と精子で遺伝情報の働き方が異なり、どちらか一方の遺伝情報では通常、発育が進まない。2004年に東京農業大の河野友宏教授らが卵子だけを使って子マウスを誕生させたと発表したが、精子だけの例はなかった。

     中国の研究チームは精子が持つ遺伝情報をもとにES細胞を作製。遺伝子を効率良く改変できる「ゲノム編集技術」を使って、卵子に似せるために7個の遺伝子を働かないよう操作した。

    (ここまで385文字 / 残り487文字)
    2018年10月12日 00時18分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    読売プレミアムに登録された方 記事の続きへ
    未登録の方新規登録へ
    おすすめ
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP