宇宙のオーロラ、0・2秒発生…世界初観測

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探査衛星「あらせ」と地上の観測地点での観測のイメージ (c)JAXA
探査衛星「あらせ」と地上の観測地点での観測のイメージ (c)JAXA

 金沢大の尾崎光紀准教授(電波情報工学)や宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)などの研究グループは16日、世界で初めて、地球近くの宇宙で発生する電磁波と電子の相互作用で生じるオーロラの観測に成功したと発表した。オーロラを使った宇宙電磁環境のハザードマップの作成が可能になり、宇宙の安全な利用への貢献が期待されるという。研究成果は、英国の科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。

 尾崎准教授らによると、宇宙空間で発生する電磁波と電子が影響し合う物理現象「波動粒子相互作用」が放射線を発生させ、人工衛星の故障や宇宙飛行士の被曝ひばくなどを引き起こすことが知られてきた。ただ、相互作用の形状や発生域の変化は半世紀以上にわたり未解明だった。

 今回の研究では、相互作用に伴って電子が地球に降下する際、0・2秒間発生する特殊なオーロラに着目。探査衛星「あらせ」が電磁波をとらえると同時に、アラスカなどの地上8か所の観測地点から相互作用が引き起こしたオーロラの観測に成功した。

 オーロラの明るさや形状の変化から、相互作用の発生域の形状や発生域を表すことが判明した。相互作用が0・01秒単位で地球側により広がるように非対称で拡大する様子が可視化できたという。金沢大で16日、記者会見した尾崎准教授は「人工衛星をいつ飛ばすのがいいかなど、宇宙の天気予報や電磁環境を示すハザードマップの作成にも役立てたい」と話した。

46805 0 テクノロジー 2019/01/17 15:01:00 2019/01/21 12:32:48 2019/01/21 12:32:48 探査衛星「あらせ」と地上の観測地点での観測のイメージ (C)JAXA https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190117-OYT1I50015-T.jpg?type=thumbnail

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