ゲノム編集で双子誕生、中国調査チームが確認

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 【広州=角谷志保美】中国広東省深センの大学の研究者が遺伝子を効率よく改変できる「ゲノム編集」技術で受精卵を操作して双子を誕生させたとする問題で、中国国営新華社通信は21日、広東省の調査チームが、この研究者が「個人の名誉と利益のため、国家が禁じている生殖目的でのヒトの受精卵のゲノム編集を行った」と結論付ける初期調査結果を明らかにしたと報じた。

 この研究者は、南方科技大学の賀建奎フォージエンクイ博士。新華社によると、賀氏は2016年6月から中国大陸外の人物も含むプロジェクトチームを組織し、自己資金で研究に取り組んだ。

 研究は17年3月~18年11月に、男性だけがエイズウイルス(HIV)に感染したボランティアの夫婦8組の参加を募って実施された。ゲノム編集された受精卵により、最終的に2人が妊娠。うち1人は双子の女児を出産し、もう1人は現在も妊娠中という。研究を認める倫理審査書は偽造されたものだった。

 調査チーム関係者は新華社に対し、「国家の関係規定に著しく違反し、国の内外に悪影響を与えた」と指摘。賀氏と、研究に関わった人物や機関は「法律と規則に基づいて厳粛に処理する」と述べた。犯罪の疑いがある点については、公安機関に処理をゆだねるという。

 また、既に出産された双子と妊娠中の研究参加者に対しては、広東省が関係機関と協力し、医学的な観察と追跡調査を行うとしている。

 一方、南方科技大は21日、広東省の調査結果を受けて、賀氏との「労働協力関係を解除する」との声明を発表した。

62591 0 テクノロジー 2019/01/22 00:18:00 2019/01/23 10:48:12 2019/01/23 10:48:12 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20190121-OYT1I50038-T.jpg?type=thumbnail

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