最強クラス寒波襲来、偏西風蛇行で寒気が南下

[読者会員限定]
無断転載禁止
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 北海道で氷点下30度以下を記録、関東の平野部でも雪が降るなど、8~9日にかけ、観測史上最強クラスの寒波が日本列島を襲った。上空を吹く「偏西風」の流れが変わり、北極付近の上空から「極渦きょくうず」と呼ばれる寒気の渦が日本付近に南下したためだ。

 日本列島の北の上空では通常、偏西風と呼ばれる強い西風が吹いており、寒気(極渦)の南下を防いでいる。偏西風が8日、南の本州方向に大きく蛇行したため、極渦が北海道付近まで入り込んだ。今冬は北半球で偏西風が蛇行しやすい状態が続いており、1月末に北米を襲った記録的な寒波も、同様のメカニズムで起きたとされる。

 気象庁によると、北海道の上空約1500メートルでは今月8日、氷点下24度以下の強い寒気を観測。平年の厳冬期より10度以上も低くなっており、札幌上空では観測史上最低を更新し同24・4度を記録した。寒気は9日にかけて本州にも影響し、関東では伊豆諸島付近で発生した南岸低気圧によって平野部でも降雪となった。

 北海道大学の谷本陽一教授(気候力学)によると、年間で最も気温が低くなる1~2月に、極渦の南下が重なると、記録的な寒波になりやすい。谷本教授は「暖冬傾向が続いていた西日本でも、今後1週間ほどは寒気の影響を受けやすくなるだろう」と話す。気象庁は「来週末にかけ、全国的に寒気が入りやすい状況が続く」と見込んでいる。(科学部 天沢正裕)

437554 1 テクノロジー 2019/02/09 17:18:00 2019/02/09 17:22:44 2019/02/09 17:22:44 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190209-OYT1I50032-T.jpg?type=thumbnail

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ