「謎の宇宙線」観測へ、東大など米で施設拡張

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宇宙線の検出器をチェックする研究員たち。観測施設の能力を大幅に向上させると期待される(米ユタ州デルタで。船越翔撮影)
宇宙線の検出器をチェックする研究員たち。観測施設の能力を大幅に向上させると期待される(米ユタ州デルタで。船越翔撮影)

 超高エネルギーの「謎の宇宙線」を観測するため、米ユタ州の砂漠に設置された東京大などの巨大施設「テレスコープアレイ」で今月、大規模な拡張工事が始まった。観測能力を上げて宇宙から届く粒子の発生源を探る。(米ユタ州デルタで、船越翔)

 この施設は、州都ソルトレークシティーから南西約200キロ・メートルのデルタにある。琵琶湖の面積に相当する700平方キロ・メートルの敷地に、粒子の検出器(縦2・7メートル、横1・7メートル)が500台並ぶ。東大を中心に米露韓など6か国の研究者約130人が観測に携わる。

 謎の宇宙線は、原子核の構成要素である陽子などを含むと考えられ、たった10個の粒子で40ワットの電球を数秒間ともすほどのエネルギーに相当するという。それが大気とぶつかって発生する様々な粒子を、地上で観測する。北斗七星を含む「おおぐま座」付近からの飛来が考えられているが、発生源は不明。1年で100平方キロ・メートルあたり1回しか粒子が来ず、データが乏しい。

 工事では敷地を4倍に広げ、検出器を新たに500台配備する。現地では、検出器をヘリコプターで運ぶ作業などを進めていた。

 研究責任者の佐川宏行・東大宇宙線研究所教授は「日本が中心的な役割を果たし、宇宙の謎の解明に取り組みたい」と話した。

458056 1 テクノロジー 2019/02/23 14:14:00 2019/02/23 14:14:00 2019/02/23 14:14:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190223-OYT1I50025-T.jpg?type=thumbnail

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