海底に大量マンガン粒 南太平洋…陸上鉱床に匹敵

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 南太平洋の海底堆積たいせき物のなかに、マンガンやレアアース(希土類)などの有用金属を豊富に含む直径数マイクロ・メートルの微粒子「微小マンガン粒」=写真、海洋研究開発機構提供=が大量に存在することを発見したと、高知大、海洋研究開発機構などの研究チームが発表した。論文が英科学誌に掲載された。

 浦本豪一郎・高知大特任助教らは、2010年に採取された南太平洋の海底堆積物を、最新の技術を用いて解析した。その結果、幅広い深さの堆積物から、マンガンやレアアースの酸化物を含む微小マンガン粒が大量に見つかった。これらは、酸素が豊富な粘土のなかでしか存在しないという。同じような粘土の海底分布を基に、微小マンガン粒に含まれるマンガンの量を試算したところ、陸上の鉱床に匹敵する1.3兆~7.6兆トン、レアアースは33億~194億トンと見積もられた。

 有用金属を高濃度で含む海底資源は、マンガン団塊やレアアース泥などが知られている。研究チームは、こうした物質と微小マンガン粒との関係も解明していく考えだ。

 加藤泰浩・東京大教授(地球資源学・環境学)の話「微小なマンガン粒子が海底堆積物に広く含まれていることを示した。ただ、この粒子だけを選別して資源化するのは難しいだろう」

458375 1 テクノロジー 2019/02/24 05:00:00 2019/02/24 05:00:00 2019/02/24 05:00:00 南太平洋の海底堆積物に大量に含まれることがわかった微小マンガン粒(海洋研究開発機構提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190223-OYT8I50026-T.jpg?type=thumbnail

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