IT・AI教育 「米の責務」…米科学技術政策局長 ドログマイヤー氏

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 2017年1月の米トランプ政権発足以降、2年間空席だった科学技術政策局長に、気象学者のケルビン・ドログマイヤー氏(60)が就任した。2月15日にワシントンで就任後初めて講演し、科学技術で台頭する中国に警戒感を示し、研究人材を増やすために理科教育に力を入れる考えを明らかにした。

 科学技術政策局長は米政府内で科学技術の司令塔役を担い、大統領にも直接助言できる。

 ドログマイヤー氏は講演で、「我々は今も世界のリーダーだが、他の国が我々の足元に近づいてきている」と述べ、中国を念頭に海外の科学技術力が伸びてきていると指摘した。その上で、重要課題として学生への「STEM教育」を挙げ、「米国人に先進的な技能を身に付けさせるためにも、STEM教育は国としての責務だ」と強調した。

 STEM教育は、Science, Technology, Engineering and Mathematicsの頭文字を合わせたもので、技術や数学などを総合的に学ぶ教育方法。プログラミングなどの情報科学にも重点を置くため、情報技術(IT)や人工知能(AI)分野の人材育成に重要な役割を果たすとされる。

 トランプ米大統領はAIの研究開発の強化に向けた「米AIイニシアチブ(構想)」を新たに打ち出し、高度な知識を持った専門人材を増やす方針を明らかにしている。ドログマイヤー氏はこれに足並みをそろえた形だ。

 「新たなアイデアを展開するために、民間企業による基礎科学への投資額が米国内で増えている」とも語り、今後の民間による科学技術の発展への関与についても期待感を示した。

 科学技術政策局長の空席を巡っては、米メディアや専門家から「トランプ氏は科学技術を軽視している」との批判が出ていた。ドログマイヤー氏は異常気象の専門家で、米オクラホマ大の副学長などを務めた。(ワシントン支局 船越翔)

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