大型望遠鏡「すばる」建設、海部宣男氏が死去

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 日本を代表する天文学者の一人で、日本が米ハワイ島に建設した大型望遠鏡「すばる」の計画などを率いた国立天文台名誉教授の海部宣男(かいふ・のりお)氏が13日、膵臓すいぞうがんで死去した。75歳だった。告別式は近親者で済ませた。後日、お別れの会を開く予定。

 新潟県出身。東京大助手、東大助教授、国立天文台教授を経て、2000~06年、同天文台長。12~15年には日本人として2人目となる国際天文学連合(IAU)の会長を務めた。

 1982年、長野県の野辺山高原に完成した大型電波望遠鏡の計画を主導。宇宙初期に誕生した遠方銀河の観測などで成果を上げている「すばる」(99年完成)の建設では責任者を務め、初観測を成功に導いた。

 日米欧などが建設し、巨大ブラックホールの撮影にも使われた南米チリの電波望遠鏡「ALMAアルマ」では日本参加の道筋をつけ、天文学の発展に貢献した。

 仁科記念賞や日本学士院賞などを受賞。海部俊樹・元首相はいとこ。長男は、航海実験などで日本人の起源を研究する海部陽介・国立科学博物館グループ長。

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