「自由な立ち入り」困難、チバニアン申請手続き中断

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 地質学上の時代名の一つを「チバニアン(千葉の時代)」と命名するため、研究チームが進める国際学会への申請手続きが中断していることが26日、関係者への取材で分かった。申請に反対する研究者が、根拠となる地層周辺の土地に賃借権を設定したため、申請要件の「研究のための自由な立ち入りの保証」が困難になったという。

 地層は千葉県市原市の渓谷沿いにある。約77万年前、地球の磁気が最後に反転した痕跡が残り「千葉セクション」と呼ばれる。国際地質科学連合による審査を通過するには、研究者の立ち入りが可能なことなどを証明する必要がある。

 市原市も指定地域を含む民有地を買収するなど後押ししてきたが、昨年7月、申請に反対する楡井久・茨城大名誉教授が、千葉セクションを囲む土地について、所有者から10年間の賃借権を取得、地層への立ち入りを拒める状況になった。楡井名誉教授は「申請の資料には捏造ねつぞうや改ざんがある」と主張。「不正を明らかにするために賃借権を設定した。申請の取り下げを求めていく」と話している。

 チーム代表の岡田誠・茨城大教授(古地磁気学)は「厳しい状況だが、現場への別ルートの確保など代替案を検討して申請を出したい」と話している。

無断転載禁止
604366 0 テクノロジー 2019/05/27 05:00:00 2019/05/27 08:40:50 2019/05/27 08:40:50

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ