台湾-与那国200キロ「手こぎ航海」実験挑む

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台湾の沖合で丸木舟をこぐ練習をするメンバーら(国立科学博物館提供)
台湾の沖合で丸木舟をこぐ練習をするメンバーら(国立科学博物館提供)

 日本人の祖先が約3万年前に台湾からどう渡来したのかを探る国立科学博物館などの研究チームは今月25日~7月13日、手作りの丸木舟で、台湾から日本最西端の沖縄・与那国島を目指す航海実験に挑む。祖先たちが成し遂げたとされる航海を再現できるか。研究チームは18日、東京都内で記者会見して「祖先たちの挑戦に迫りたい」と話した。

 日本人の祖先は「シベリアから北海道」「朝鮮半島から対馬」「台湾から沖縄」の3ルートからやってきたと考えられている。今回は、氷期で今より海面が低く、大陸と陸続きだった台湾からの渡来ルートを検証する。計画では今月25日以降、梅雨明け後の天候が穏やかな日を見極めて、台湾東部(台東県北部)から出航。地図やコンパス、時計などは持たずに、約200キロ・メートル先の与那国島を目指す。

 最大の難関は、台湾と与那国島の間を秒速1~2メートルで北上する海流「黒潮」だ。これまで草舟、竹製いかだを試したが、いずれも黒潮の横断は難しいことが判明。今回は、速度が出やすい丸木舟で挑む。丸木舟は全長約7・6メートル、復元した当時の石器「石斧せきふ」を使い、能登産の杉から作り上げた。シーカヤックの経験者ら男女5人がこぎ手を務める。

 順調にいけば30~40時間で到達できるが、暑さや疲れ、眠気に耐えてこぎ続ける必要がある。研究チーム代表の海部陽介・科博人類史研究グループ長(50)は「こぎ手が耐えられるかどうか。本当にできるかどうか、やってみないと分からない」と話した。

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644775 0 テクノロジー 2019/06/18 20:33:00 2019/06/19 05:23:44 2019/06/19 05:23:44 台湾の沖合で丸木舟をこぐ練習をするメンバーら(国立科学博物館「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」提供)=提供写真撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/06/20190618-OYT1I50054-T.jpg?type=thumbnail

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