火星に微生物存在の可能性…NASA探査に注目

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キュリオシティのカメラが今月撮影した画像。探査車の車体の一部が下に見えている(NASA提供)
キュリオシティのカメラが今月撮影した画像。探査車の車体の一部が下に見えている(NASA提供)

 【ワシントン=船越翔】米航空宇宙局(NASA)は23日、無人火星探査車「キュリオシティ」が、火星で高濃度のメタンを検出したと発表した。微生物などの生命の活動で大気中に放出された可能性があるとして、注目が集まっている。

 NASAや米メディアによると、2012年に火星に着陸したキュリオシティが先週、約21ppb(ppbは10億分の1)のメタンを検出した。通常のメタン濃度は1ppb未満で、高い時でも7ppb程度だった。今回の濃度はこの3倍にあたり、キュリオシティが観測を開始して以来、最も高い濃度だという。

 米紙ニューヨーク・タイムズは、「火星の大気中のメタンは太陽光などで分解されるため、今回のメタンは最近放出されたことになる」として、地球にいるようなメタンを生成する微生物が、火星にも存在する可能性を指摘した。

 ただ、メタンは水と鉱物の化学反応でも発生するため、NASAは追加の調査を進めている。NASAの担当者は「現段階では、メタンが生物から作られたものかどうかは判断できない」とコメントした。

 東京工業大の関根康人教授(惑星科学)の話「今回見つかったメタンが、微生物が直接作ったものではなかったとしても、生命発見の手がかりとなる可能性がある。水と鉱物の化学反応には火山活動などが必要で、こうした熱源があれば、氷がとけて水になり、生命が育まれる環境が整う」

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655627 0 テクノロジー 2019/06/25 05:00:00 2019/06/25 07:50:18 2019/06/25 07:50:18 無人火星探査車キュリオシティのカメラが今月撮影した火星表面の画像。下に探査車の車体の一部が見えている(NASA提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/06/20190624-OYT1I50077-T.jpg?type=thumbnail

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