はやぶさ2、リュウグウ着地に成功…岩石も採取

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 宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)は11日、探査機はやぶさ2が、小惑星リュウグウに作ったクレーター付近への着地に成功したと発表した。着地は今年2月に続いて2回目。今回は、クレーターを作った時の衝撃で露出した、地下の岩石のかけらを採取するのが目的。採取に成功すれば太陽系の成り立ちを知る上で大きな手がかりを得られると期待されている。

 小惑星にクレーターを作り地下の岩の試料を採取するのは、はやぶさ2が世界初の挑戦となる。地下の試料は宇宙線などによる影響が少ないと考えられている。

探査機はやぶさ2が2度目の着地をした小惑星リュウグウ(JAXA、東京大など提供)
探査機はやぶさ2が2度目の着地をした小惑星リュウグウ(JAXA、東京大など提供)

 はやぶさ2は4月、機体から分離した衝突装置を使って重さ約2キロ・グラムの金属塊を地表面に撃ち込み、直径10メートルほどのクレーターを作った。周囲には、地下にあった物質が衝撃で吹き飛ばされ1センチ・メートルほど積もっているとみられる。

 リュウグウは現在、地球から約2億4000万キロ・メートル離れている。今回の着地に向けて、今月10日に高度20キロ・メートルの定位置から地表面に向けて降下を開始。11日は同500メートルを切ってから自動制御に入った。事前に地表面に投下した目印をとらえながらクレーターに近付き、11日午前10時過ぎ、着地に成功し、速やかに上昇に転じた。その際、試料採取を舞い上がらせて取り込むための弾丸発射も正常に行われた。

 小惑星は宇宙に漂うちりなどが集まった小天体が合体を繰り返してできたもので、46億年前に誕生した太陽系の原初の姿をとどめているとされる。特にリュウグウの石や砂は生物に欠かせない有機物を含むとみられ、今回の試料採取は太陽系の歴史と生命の起源に迫るカギとなる可能性がある。

 はやぶさ2は2018年6月にリュウグウに到着した。今後は、夏頃に5大学の共同チームが開発した小型探査ロボットを地表面に投下し、11~12月にリュウグウを離れ地球へ向かう。20年末に地球に近づき、試料の入ったカプセルを届ける。

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684432 0 テクノロジー 2019/07/11 11:17:00 2019/07/11 13:11:01 2019/07/11 13:11:01 探査機はやぶさ2が2度目の着地を目指す小惑星リュウグウ(JAXA、東京大など提供) ★提供写真注意 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190711-OYT1I50032-T.jpg?type=thumbnail

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