アフリカ以外で最古…現生人類の化石、ギリシャで発見

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ギリシャ南部の洞窟で発見された現生人類とされる後頭部の化石。左上の茶褐色の塊は、化石を覆っていた土などが固まったもの(研究チーム提供)
ギリシャ南部の洞窟で発見された現生人類とされる後頭部の化石。左上の茶褐色の塊は、化石を覆っていた土などが固まったもの(研究チーム提供)

 ギリシャ南部の洞窟で見つかった頭骨の化石は21万年以上前の現生人類(ホモ・サピエンス)だとする研究成果を、ドイツやギリシャなどのチームが発表した。アフリカ大陸の外で見つかった現生人類の化石としては最古で、欧州への到達は従来の説よりも16万年以上遡るという。現生人類が早い時期にアフリカを旅立ち、中東だけでなく欧州にまで広がっていた可能性がある。論文は、英科学誌ネイチャーに掲載された。

 研究チームは、1970年代後半に発見された部分的な頭骨の化石を、最新の年代測定法とコンピューター断層撮影法(CT)を使って分析。化石は少なくとも21万年前で、丸みを帯びた後頭部の形の特徴から、現生人類であると結論づけた。

 現生人類の化石は、モロッコで発見された約30万年前の頭骨などが最古とされる。これまでアフリカ以外では、イスラエルで見つかった17万7000~19万4000年前の顎の化石が最古だった。

 諏訪元・東京大教授(自然人類学)は「後頭部だけでは判断が難しいが、顔面や前頭部の骨が見つかれば、現生人類のものかどうか、よりはっきりとしたことが分かるはずだ」と話している。

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689819 0 テクノロジー 2019/07/13 11:51:00 2019/07/13 17:23:09 2019/07/13 17:23:09 ギリシャ南部の洞窟で発見された現生人類とされる頭骨の化石。左上の茶褐色の塊は、化石を覆っていた土などが固まったもの(研究チーム提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190713-OYT1I50042-T.jpg?type=thumbnail

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