「世の中を変えた」世界初ポータブルCD、未来技術遺産に

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ソニーのポータブルCDプレーヤー「D―50」(ソニー提供)
ソニーのポータブルCDプレーヤー「D―50」(ソニー提供)

 国立科学博物館は3日、未来に引き継ぐ科学技術の資料「未来技術遺産」に、ソニーが開発した初代ポータブルCDプレーヤーなど26件を新たに選んだと発表した。

 世界初のポータブルCDプレーヤーだったソニーの「D―50」は1984年に発売された。その後の同社の「CDウォークマン」の原型で、CDの普及の起爆剤となった。ソニーが82年に発売した最初の据え置き型CDプレーヤー「CDP―101」とともに、未来技術遺産に登録される。

カシオ計算機の腕時計「Gショック」の最初の機種(国立科学博物館提供)
カシオ計算機の腕時計「Gショック」の最初の機種(国立科学博物館提供)

 このほか、衝撃に強い腕時計「Gショック」(83年、カシオ計算機)の最初の機種や、省エネに欠かせない制御機器「インバーター」を備えた家庭用エアコン(81年、東京芝浦電気=現東芝キヤリア)なども選ばれた。

 未来技術遺産は、暮らしや文化に影響を与えた科学技術の成果を後世に伝えるため、2008年度に登録が始まった。登録件数は今回で計285件となる。

 「D―50」の設計責任者だった元ソニー社員の浅井俊男さん(75)は、「世の中を変えるような製品の開発に携われて幸せ」と話す。

 ソニーの経営陣は当時、CDを普及させるため、持ち運び可能なCDプレーヤーの開発が不可欠だと考えていた。縦横の大きさはCDケースと同程度とし、価格は5万円以下とするよう社内で号令が出ていた。

 開発は難航したが、部品の数を減らしたり、CDの読み取り装置の位置を工夫したりして、ようやく完成した。84年11月に発売し、同年末、想定以上の売れ行きを開発メンバーらで祝ったという。

 浅井さんは、「屋外でデジタル音楽を聴くのは今では当たり前だが、それを最初に実現したのがこの製品」と語り、未来技術遺産への登録を喜んだ。

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776800 0 テクノロジー 2019/09/03 14:29:00 2019/09/03 14:29:00 2019/09/03 14:29:00 ソニーが1984年に発売した、世界初のポータブルCDプレーヤー「D―50」(ソニー提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/09/20190903-OYT1I50045-T.jpg?type=thumbnail

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