ボイジャー2号、太陽圏の境界解明するデータ計測

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 米無人探査機ボイジャー2号が昨年11月の太陽圏離脱の際に観測したデータを初めてまとめた論文が5日、英科学誌ネイチャー・アストロノミーに掲載される。電気を帯びた粒子であるプラズマの計測に成功しており、太陽圏の構造を解明する上で貴重なデータという。

 太陽圏は、太陽から出るプラズマである太陽風が届く範囲の宇宙空間。その外側には、別の恒星からのプラズマが押し寄せる「星間空間」が広がっているが、太陽圏との境界などは詳しくわかっていない。1977年に打ち上げられた2号は昨年、境界付近でのプラズマや宇宙線などを計測した。

 米マサチューセッツ工科大などのチームによると、太陽からのプラズマは約175億キロ・メートルを過ぎた頃から速度が減少する一方、密度や温度は上昇した。境界付近で別の恒星からのプラズマと押し合うことが一因とみられる。境界は太陽から約178億キロ・メートルと推定され、先に太陽圏を離れた1号のデータとほぼ同じだった。

 1号では計測機器の不具合で、同領域のプラズマを観測できなかった。松清修一・九州大准教授(宇宙プラズマ物理学)は「ボイジャーによる太陽圏外縁探査の集大成といえるデータで、太陽圏がどのように広がり、どんな粒子でできているかを知る手がかりになる」と話している。

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881030 0 科学・IT 2019/11/05 05:00:00 2019/11/05 09:50:10 2019/11/05 09:50:10 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/11/20191105-OYT1I50015-T.jpg?type=thumbnail

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