はやぶさ2、地球に向けイオンエンジンを本格噴射

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 小惑星リュウグウを11月中旬に出発した宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)の探査機はやぶさ2が3日、地球への帰還に向けてイオンエンジンを本格噴射した。2020年12月頃に地球へ接近し、リュウグウの砂や石が入っているとみられるカプセルをオーストラリアの砂漠へ投下する予定だ。

 この日は午前7時40分から、相模原市の管制室で運用チームのメンバーらが噴射の手順を確認した。機体のデータが正常かチェックし、本格噴射の準備を進めた。機体は現在、地球から約2億5600万キロ・メートル離れたところにあり、リュウグウの軌道に沿ったルートを通って約8億キロ・メートルを飛行して地球を目指す。

 イオンエンジンは、はやぶさ2のメインエンジンで、機体の背面に4基搭載されている。気体のキセノンという物質に電波を当てて、電気を帯びた「イオン」と呼ばれる状態にして噴射する。化学物質を燃焼させる従来のエンジンに比べて燃費が良く、長距離の飛行に適しているとされる。

 はやぶさ2は11月13日にリュウグウの高度20キロ・メートルの定位置から出発した。姿勢制御用エンジンを噴射して徐々に高度を上げて、同20日、約1年5か月ぶりにイオンエンジンを起動。正常に作動するかどうか確認を進めてきた。

 はやぶさ2は、ちょうど5年前の14年12月3日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。18年6月にリュウグウに到着し、今年2月と7月の2回にわたって着地して砂や石の採取に挑んだ。

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930703 0 テクノロジー 2019/12/03 11:53:00 2019/12/03 12:41:53 2019/12/03 12:41:53 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/12/20191203-OYT1I50035-T.jpg?type=thumbnail

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