「夜中にブーン…」蚊が正確に飛べる理由は…気流の変化、0・005度の触角のぶれで検知

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 蚊が暗闇でも壁や床などの障害物を避けて飛ぶことができる仕組みをコンピューター計算で推定することに成功したと、日本と英国の国際研究チームが米科学誌サイエンスで発表した。羽ばたいた際に起きる気流が障害物で乱れる状況を、高感度の触角で検知しているという。

 研究チームの中田敏是・千葉大助教(機械工学)によると、蚊は暗闇でも障害物を避けて飛んだり、水面より数センチ上の場所から水中に卵を産み落としたりできる。しかし、そのメカニズムは分かっていなかった。

 中田さんらは毎秒1万枚撮影できる高速カメラを使い、蚊の飛行中の様子を撮影。画像を基に、蚊が壁や床の近くで羽ばたいた際の気流の変化を、コンピューターで計算した。

 その結果、障害物による気流の変化を触角のぶれでつかみ、壁などを認識している可能性が高いことが分かったという。わずか0・005度の触角のぶれを検知できる蚊は、体長の10倍近い3~4センチ先の壁や床でも避けられることも計算で分かった。

 今回の成果は、ドローンが障害物を避けて飛ぶシステムの開発などへの貢献が期待されるという。

 砂田茂・名古屋大教授(航空機力学)の話「空気の流れを制御し、蚊を1か所におびき寄せるような手法の開発にも、つながるのではないか」

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1223453 0 科学・IT 2020/05/16 12:25:00 2020/05/16 23:19:13 2020/05/16 23:19:13 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/05/20200516-OYT1I50038-T.jpg?type=thumbnail

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