NASA火星探査車、30日に打ち上げ…日本の技術者らが独自技術やアイデアで貢献

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 【ワシントン=船越翔】火星に生命が存在した痕跡を探すため、米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「パーシビアランス」(全長3メートル、幅2・7メートル)が30日、米フロリダ州から打ち上げられる。独自の技術やアイデアで計画に貢献したのが、NASAのジェット推進研究所(JPL)に所属する日本の技術者たちだ。

30日に打ち上げられるNASAの火星探査車「パーシビアランス」のイメージ図(NASA提供)
30日に打ち上げられるNASAの火星探査車「パーシビアランス」のイメージ図(NASA提供)

極寒でも作動

 米カリフォルニア州のJPLは、無人探査計画の開発拠点だ。約6000人が働き、10人ほどの日本人が研究開発に取り組んでいる。

大丸拓郎さん
大丸拓郎さん

 今回、打ち上げられる探査車の重要任務が、火星の地表にある岩石などの採取だ。大丸拓郎さん(31)は、ロボットアームで採った試料を密封・保管する装置の開発を担当。火星の過酷な環境を模し、70度~氷点下110度の気温で試験を重ね、2月に完成させた。

 今も火星で活動する探査車「キュリオシティ」に魅せられ、東北大大学院を経てNASAに転じた大丸さんは「夢だった仕事。わくわくしている」と話す。

安全な経路導く

石松拓人さん
石松拓人さん

 探査車は来年2月に火星に到着し、生命の材料となる有機物などがありそうな場所を目指す。経路選定に携わった石松拓人さん(39)は、これまでの地表の画像情報を基に、安全で効率的なルートを算出した。コンピューターでの計算は、十数万回にも及んだという。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で施設には入れず、打ち上げはテレビで見守る。「多くの人が関わった計画がついに始まる。期待は大きい」と語る。

小野雅裕さん
小野雅裕さん

 探査車は、火星地表の道なき道を地形などを判断しながら、自動走行で進む。小野雅裕さん(37)が探査車の人工知能(AI)の改良に取り組み、時速200メートルで、1日に走行できる距離はキュリオシティの数倍となった。「今回の自動走行が成功すれば、将来の別の探査活動にも役立つ」と期待している。

無断転載禁止
1367917 0 科学・IT 2020/07/27 11:18:00 2020/07/30 22:25:08 2020/07/30 22:25:08 7月30日に打ち上げられるNASAの火星探査車「パーシビアランス」のイメージ図(NASA提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/07/20200727-OYT1I50034-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

一緒に読もう新聞コンクール

新着クーポン

NEW
参考画像
600円300円
NEW
参考画像
アクティビティご利用でソフトドリンク1本サービス
NEW
参考画像
ご宿泊のお客様の夕食時に地酒(お銚子)またはソフトドリンク1本サービス

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
挑むKANSAI
読売新聞社からのお知らせ