希少なチョウ、都内施設の人工繁殖全滅…「種の保存上危機的な状況」

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絶滅が懸念されるオガサワラシジミ(東京動物園協会提供)
絶滅が懸念されるオガサワラシジミ(東京動物園協会提供)

 国の天然記念物に指定されている小笠原諸島(東京都)に固有の希少なチョウ「オガサワラシジミ」について、環境省は27日、都内の2施設で人工繁殖のため飼育していた幼虫と成虫が全て死んだと発表した。2018年以来、野生の個体が確認されておらず、絶滅の可能性が高まった。

 オガサワラシジミは全長約1・5センチで青い羽が特徴。外来種のトカゲに食べられるなどして数が激減し、同省が絶滅危惧種に指定している。人工繁殖は2005年から多摩動物公園で、19年からは新宿御苑でも実施していた。

 2施設では飼育している個体同士を交尾させながら増やしていたが、今春から受精率が低下するなどし、今月25日に全滅した。近親交配が繰り返され、異常が出た可能性があるという。

 国内のチョウで絶滅した種はなく、同省の担当者は「種の保存上、非常に危機的な状況にある」としている。同省は今後、専門家を交えた科学的な検証を進め、知見を他の種の人工繁殖計画に生かすという。

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1437421 0 科学・IT 2020/08/27 21:48:00 2020/08/28 08:13:00 2020/08/28 08:13:00 絶滅が懸念されるオガサワラシジミ(東京動物園協会提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/08/20200827-OYT1I50082-T.jpg?type=thumbnail

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