金星に生命か、大気から「リン化水素」発見…研究論文

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大気から「リン化水素」が見つかった金星(NASA提供)
大気から「リン化水素」が見つかった金星(NASA提供)

 高温・高圧のため生命が存在する可能性は低いとされる金星で、大気から「リン化水素」が見つかったと英カーディフ大や京都産業大などのチームが明らかにした。地球上にはこの成分を作る微生物もおり、「生命由来の可能性も捨てきれない」としている。論文が英科学誌に掲載された。

 チームは、南米チリの電波望遠鏡などで金星を観測。大気分子10億個あたり20個程度の割合でリン化水素が含まれていることを確認した。大気中の化学反応や火山活動でも作られるが、こうした現象による推定量より多く、チームは「リン化水素を作る微生物がいれば、検出された量を説明できる」としている。

 金星表面は温度460度、90気圧にも達するが、高度50キロ・メートル付近は気温0~30度程度とされる。しかし、濃硫酸を含む雲に覆われており、地球の微生物なら生存が困難という。チームの佐川英夫・京都産業大教授(惑星科学)は「生命由来ではない可能性もあり、さらに観測が必要」と話す。

 成田憲保・東京大教授(系外惑星)の話「これまで考えられていなかったメカニズムでリン化水素ができている可能性を示す成果で、金星の大気の理解を深める大発見だ」

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1506261 0 科学・IT 2020/09/28 12:17:00 2020/09/28 15:49:38 2020/09/28 15:49:38 大気から「リン化水素」が見つかった金星(NASA提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200928-OYT1I50027-T.jpg?type=thumbnail

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