ノーベル生理学・医学賞、C型肝炎ウイルス発見の米英出身3氏に…日本人受賞ならず

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 スウェーデンのカロリンスカ研究所は5日、2020年のノーベル生理学・医学賞を、「C型肝炎ウイルスの発見」で、米英出身の研究者3人に授与すると発表した。世界で推定約7100万人が感染しているC型肝炎ウイルスの高精度の検査や治療薬の開発につながり、多くの人の命を救ったことが評価された。

 受賞するのは、米国立衛生研究所(NIH)のハーベイ・オルター名誉研究員、英国生まれでカナダ・アルバータ大のマイケル・ホートン教授、米ロックフェラー大のチャールズ・ライス教授の3人。賞金は1000万スウェーデン・クローナ(約1億2000万円)で、3人で等分する。

 C型肝炎は肝硬変や肝臓がんの原因となる感染症。オルター氏は1970年代、輸血を受けた経験のある肝炎患者を調べる中で、当時知られていたA型、B型以外のウイルスによるとみられる肝炎を発見した。

 ホートン氏はその後、肝炎を発症した人やチンパンジーの血液などを解析して未知のウイルスを発見して89年に発表し、C型肝炎ウイルスと名付けた。ライス氏は90年代、このウイルスに感染させたチンパンジーが肝炎になることを確かめ、原因であることを証明した。

 治療法の進歩で、現在ほとんどのC型肝炎は薬で治る。ただ世界保健機関(WHO)によると、診察や治療を受けられずに2016年に約40万人が死亡しており、エイズや結核に匹敵する課題になっている。

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1524045 0 科学・IT 2020/10/05 18:45:00 2020/10/05 22:47:09 2020/10/05 22:47:09

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