踏まないでね!ヒキガエル1万~10万匹、なぜか山頂を目指す

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 福岡県太宰府市と筑紫野市にある国指定史跡・宝満山(829メートル)を登るヒキガエルが、太宰府市の市民遺産になった。地元の保護団体「宝満山ヒキガエルを守る会」によると、例年5月から1か月あまりかけて、麓の池から山頂を目指すとされ、市景観・市民遺産会議で14日に認定された。

山頂を目指すヒキガエル(2017年6月、「宝満山ヒキガエルを守る会」の渡辺利久男さん撮影)
山頂を目指すヒキガエル(2017年6月、「宝満山ヒキガエルを守る会」の渡辺利久男さん撮影)

 同会によると、ヒキガエルは太宰府市内の麓にある池2か所で、5月中・下旬頃、オタマジャクシからカエルになり、1万~10万匹が林道の側溝や登山道の石段をよじ登り、山頂に向かう。高低差約600メートル、2・5キロほどを歩き、100~1000匹が6月下旬~7月初旬頃、山頂に到達するとされる。数年後には再び麓の池に戻って繁殖行動をするとみられる。

 2010~11年、会員が池でカエルが産卵し、大量のオタマジャクシが孵化ふかすることを発見。佐賀大名誉教授の田中明さん(76)(環境情報学)が16年に「登山」の様子を確認した。田中さんは、宝満山以外でヒキガエルが山頂を目指す状況は確認されていないとしており、「はっきりした理由はわからないが、多くの登山者の靴底が運ぶカエルのにおいを追って登っている可能性がある」とみる。

 同会は、カエルを観察し、踏まないよう注意を呼びかけるポスターを掲示するなどしており、「神秘的な生態を持つカエルの尊さを知り、宝満山の自然と歴史への愛着を深めてほしい」としている。

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1550404 0 科学・IT 2020/10/15 13:21:00 2021/06/08 11:49:54 2021/06/08 11:49:54 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201015-OYT1I50050-T.jpg?type=thumbnail

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