コロナ検査、息吹き込むだけ…1時間でPCRと同じ精度で判明

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 東北大と島津製作所(京都市)は16日、呼気から新型コロナウイルス感染の有無を確認する検査システムを開発したと発表した。鼻の粘液などを採取する手法よりも簡単で、PCR検査と同程度の精度があるという。1年以内に検査法としての確立を目指す。

採取装置(右)に吹き込んだ息を液体化した上で分析し、感染の有無を調べる
採取装置(右)に吹き込んだ息を液体化した上で分析し、感染の有無を調べる

 検査システムは、患者が呼気の採取装置に息を吹き込むと、装置内部で息が冷却されて1ミリ・リットル程度の液体に凝縮される。これを分析装置に移して、ウイルス特有のたんぱく質や遺伝子などがあるかを確認する。結果は約1時間でわかる。重症化リスクや他のウイルスの感染の確認も可能だという。

 鼻の奥に綿棒を差し込んで粘液を採取する方法が一般的なPCR検査に比べ、患者への負担が大幅に減る。唾液検査の場合も、必要量を得るのに時間がかかるなどの課題がある。

 また、粘液の採取時に患者のくしゃみなどで、医療従事者が感染する恐れがあるが、呼気検査は感染リスクや防護服着用の負担が軽減される。

 東北大と同社は1年以内に医療機器の承認を厚生労働省に申請する予定。将来的には機器を小型化して、患者が自宅で呼気採取をできるようにする。

 開発に携わった同大の赤池孝章教授(環境医学)は記者会見で、「PCRに代わる革新的な検査方法になると思う」と話した。

無断転載・複製を禁じます
1554771 0 科学・IT 2020/10/16 22:45:00 2020/10/16 22:45:00 2020/10/16 22:45:00 呼気回収システムに呼気を吹き込む男性(10月16日午後4時54分、仙台市青葉区の東北大で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201016-OYT1I50060-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

新着クーポン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
発言小町
OTEKOMACHI
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
The Japan News
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ