「米国版はやぶさ」小惑星ベンヌに着地…砂粒子の採取にも成功か

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米探査機「オシリス・レックス」が着地に成功した小惑星ベンヌ(NASA提供)
米探査機「オシリス・レックス」が着地に成功した小惑星ベンヌ(NASA提供)

 【ワシントン=船越翔】米航空宇宙局(NASA)は20日午後(日本時間21日午前)、探査機「オシリス・レックス」が地球から3億キロ・メートル以上離れた小惑星ベンヌへの着地に成功したと発表した。砂や石などの粒子も採取できたとみられ、小惑星リュウグウへの2度の着地に成功した日本の「はやぶさ2」に続く快挙となった。

 はやぶさの「米国版」とも言われるオシリス・レックスは2018年12月にベンヌに到着。今回が初めての試料採取の挑戦となった。NASAによると、探査機は20日午後、ベンヌの上空約800メートルから地表に向けて4時間半かけて降下し、午後6時頃に着地に成功。着地の際に機体から伸ばしたロボットアームで地表に窒素ガスを噴射し、小惑星から離脱した。

 NASAは運用データから、噴射で舞い上がった砂などを機体の専用装置で採取できた可能性が高いとみている。試料採取が最終確認されれば、米国では初めての成功となり、23年9月に地球に持ち帰る。

 地球と火星の間を回るベンヌ(直径約500メートル)は、コマのような形をしており、リュウグウと同様に生命の材料となる有機物が存在するとみられる。帰還後、日米で採取した試料の一部を交換して、生命の起源や約46億年前の太陽系初期の歴史の謎に迫る。

 小惑星探査では日本が先行しており、初代はやぶさが10年、小惑星イトカワの試料を地球に持ち帰った。後継機のはやぶさ2も、試料が入ったとみられるカプセルを、今年12月に豪州の砂漠に投下する予定だ。

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1564536 0 科学・IT 2020/10/21 07:27:00 2020/10/21 13:47:56 2020/10/21 13:47:56 小惑星ベンヌ(NASA提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201021-OYT1I50025-T.jpg?type=thumbnail

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