今年の「台風シーズン」上陸ゼロ…7月は史上初の発生なし

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 台風の発生や日本上陸が多い7~10月の「台風シーズン」で今季、台風の上陸が一つもなかった。今年1月以降でも日本上陸はゼロで、2008年以来12年ぶりとなる。太平洋高気圧が台風の接近を阻んだことなどが要因とみられる。

 日本上陸とは、台風の中心が九州、四国、本州、北海道の本土四島の海岸線に達した場合をいう。気象庁によると、年平均で約3個上陸するが、今年は10月末までゼロだった。

 主な要因は、観測史上初めて7月に台風が発生しなかったことに加え、8~9月上旬に太平洋高気圧が西に張り出して日本付近を覆い、台風の進路を妨げたことが挙げられる。特に8月はフィリピン近海で海面水温が高く、上昇気流が発生。日本付近で下降気流となって太平洋高気圧が強まり、日本方面に向かう台風は東シナ海を北上した。

 10月には台風が7個発生し、同月としては過去最多タイとなったが、日本まで北上せずに貿易風で西に流された台風が多かった。同庁の担当者は「気圧配置の影響など、偶然の要因が重なった」と話している。

 台風は、赤道付近の海域で年中発生するが、11月の上陸例は統計が残る1951年以降では90年の1例のみ。10月下旬に発生した19、20号もフィリピン付近を西に向かっており、上陸の可能性は小さいという。

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1596172 0 科学・IT 2020/11/02 10:15:00 2020/11/02 11:11:52 2020/11/02 11:11:52

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