木星と土星が400年ぶり大接近、歴史的天体ショー…22日夕も観測チャンス
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木星と土星が約400年ぶりに大接近する現象が21日夕、各地で観察された。多くの人々が南西の空を見上げ、歴史的な天体ショーに見入った。
国立天文台によると、木星と土星は約20年の間隔で接近するが、太陽を周回する軌道の傾きが異なるため、見え方は毎回異なる。今回は、二つの惑星が満月の見かけ上の大きさの5分の1程度まで近づく。
過去の大接近は1623年で、天文学者ガリレオ・ガリレイが活躍した時代まで遡る。同天文台の山岡均広報室長は「当時の大接近は太陽に近い位置だったため、ガリレオも観測はできなかったのではないか」と話した。22日夕にも観察のチャンスがある。
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