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初めて月に行く日本人に?「今回の選考、すごくワクワク」…毛利衛さんインタビュー詳報

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 今秋頃から、2008年以来13年ぶりとなる日本人宇宙飛行士の募集が始まる。日本で初めて米スペースシャトルへの搭乗を果たした日本科学未来館館長の毛利衛さん(72)に、これからの宇宙飛行士に求められる資質などについて聞いた。(聞き手・渡辺洋介)

宇宙飛行士の魅力などについて語る毛利衛・日本科学未来館館長
宇宙飛行士の魅力などについて語る毛利衛・日本科学未来館館長

 ――宇宙飛行士の魅力とは。

 人類の代表で、新しいことに挑戦できる。何が起こりうるかを考えられる力など危機管理能力が欠かせない。宇宙にいるときは格好いいが、普段は訓練など下積みが長い。つらくても耐えられるかは、本当に宇宙に行きたい気持ちがあるかどうかだ。

毛利衛さん
毛利衛さん

 ――なぜ飛行士を目指したのか。

 子どものときからのあこがれだ。旧ソ連の宇宙飛行士ガガーリンの人類初の有人宇宙飛行、米アポロ11号のニール・アームストロング船長らの月面着陸に大きな影響を受けた。

当時、今でいう人工知能(AI)のように社会に変化を起こしたのは、原子力と南極観測、そして宇宙開発。(手塚治虫さんの漫画)鉄腕アトムも読まれていて、科学技術で明るくなるような時代だった。

 ――応募にいたったいきさつは。

 妻が飛行士を募集するという新聞の記事を教えてくれた。あこがれとともに、日本人が経験したことのないことに挑戦できるという日が現実にやってきた。応募するだけでうれしかったが、選ばれるとは考えもしなかった。

 ――試験を受ける側と審査する側の両方を経験した。

 回転椅子に乗せられるなど経験したことのない状態に追い込まれた。自分は平静を保てたが、恐怖の中でこそ、その人の本当の姿が出る。審査では、無意識に表れる仕草に注目した。今回の新規募集の選考は、常に危険と隣り合わせの月探査を見据えたものだ。危険を回避する繊細さと、トラブルに動じないずぶとさが求められるのではないか。

スペースシャトル内で飲料水の容器から水を押し出す毛利衛さん(JAXA/NASA提供、1992年撮影)
スペースシャトル内で飲料水の容器から水を押し出す毛利衛さん(JAXA/NASA提供、1992年撮影)

 ――AIやロボット技術の進展は著しい。次世代の飛行士の役割は。

 絶えず新しいことに挑戦する姿勢は、変わらず重要だ。進化を続けるAIは過去のデータを生かすが、新しいことは任せられない部分もある。人間は、初めて遭遇する現象にも対応できるが、AIにできないこともある。

 今の活動の中心である国際宇宙ステーション(ISS)は、半年間にわたって閉鎖環境で任務をこなすため、チームワークが求められる。しかし、月は安全なところはない。宇宙服を着て地質の調査などの活動が想定され、危険がいつも目の前にある。そうしたとき、今まで以上にちょっとした異常、危険に気がつけるかどうかが大切だ。

 ――応募を考えている人たちにメッセージを。

 試験はワクワク感もあり、普通の生活では会えない人にも出会えて、刺激になる。初めて月に行く日本人になる可能性もあり、私自身も今回の選考はすごくワクワクする。今でも宇宙から見た地球は忘れられない。月から見る姿は違うはずだ。色々な人に挑戦してほしい。

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1756304 0 科学・IT 2021/01/10 05:00:00 2021/01/10 05:16:39 2021/01/10 05:16:39 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/01/20210108-OYT1I50046-T.jpg?type=thumbnail

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