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国内初、ホタルの化石見つかる…350万年前の地層から

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国内で初めて確認されたホタル科の化石(下仁田町自然史館所蔵)
国内で初めて確認されたホタル科の化石(下仁田町自然史館所蔵)

 群馬県下仁田町自然史館は28日、長野県佐久市から群馬県境に広がる標高約1100メートル付近の約350万年前の「兜岩かぶといわ層」で採取された昆虫の化石が、国内初となるホタルの化石と確認されたと発表した。同館で2月1日から一般公開される。

ホタル科化石の近縁とされたムネクリイロボタル(田中敏明さん提供)
ホタル科化石の近縁とされたムネクリイロボタル(田中敏明さん提供)

 凝灰岩の中に腹を表にした状態で発見された雄のホタルは体長11ミリ。頭部と前胸の接合状態、交尾器などから、クシヒゲボタル亜科のムネクリイロボタルの近縁と断定された。

 約40年にわたって動植物化石の発掘に取り組み、2010年に77歳で亡くなった下仁田町出身の元教諭茂木伊一さんが採取し、遺族が同館に寄贈していた昆虫化石約300点の中から確認された。「兜岩層化石研究会」のメンバーで横浜市の元教諭田中敏明さん(66)が調査を担当し、「当初はハムシ科と考えたが、複眼の大きさなどの特徴から、ホタル科と評価できた」と話している。

 昆虫は死後、食べられたり、腐敗したりして化石として残りにくいとされ、特にホタルの化石は希少で、海外でも7例しかないという。兜岩層は湖に火山灰などが堆積たいせきした地層で、静かな水辺の環境が好条件となり、他にも動植物や昆虫の化石が確認されている。

 昆虫化石に詳しい北海道大学の山本周平特別研究員(31)(昆虫分類学)は「ホタルの化石とすれば、国内初となる貴重な記録。化石を育んだ兜岩層の重要性も再認識させられる」と語った。

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1804330 0 科学・IT 2021/01/28 22:49:00 2021/01/29 00:15:43 2021/01/29 00:15:43 ホタル科化石の近縁とされたムネクリイロボタル(田中敏明さん提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/01/20210128-OYT1I50071-T.jpg?type=thumbnail

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