中東初の火星探査機、UAEの「ホープ」が火星周回軌道投入に成功
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【カイロ=上地洋実】アラブ首長国連邦(UAE)は9日夜(日本時間10日未明)、初の国産火星探査機「ホープ」の火星の周回軌道への投入に成功した。中東諸国で初めてとなる。ホープは昨年7月、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケットに搭載されて打ち上げられていた。

ホープは今後、高度2万~4万3000キロ・メートルの
産油国のUAEは石油依存から脱却し、産業の多角化を図るために宇宙開発に乗り出してきた。2024年までに月面探査機を着陸させる計画も発表している。
米中も昨年7月に火星探査機を打ち上げており、今月10日には中国の「天問1号」が、18日には米国の「パーシビアランス」がそれぞれ火星に到達する見通しだ。