名古屋大教授の研究チーム、米化学会誌でも論文撤回…昨年の英ネイチャーに続き
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名古屋大は、同大の伊丹健一郎教授らの研究チームが、2019~20年に米化学会誌2誌で発表した論文を撤回したと明らかにした。
撤回したのは、炭素原子が短冊状に並んだ微小物質「グラフェンナノリボン」の新しい合成法に関する論文など2本。論文内容の再現実験を実施したところ、一部で再現性に問題があり、研究チーム側から撤回を申し入れたという。
同チームの研究を巡っては、英科学誌ネイチャーに発表した別の論文も昨年11月、実験データに疑義があったとして撤回されている。名大は研究不正に当たるかどうかなどを調査中で、新たに撤回された論文との関連性についても調べる。
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