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YS11や零戦展示、茨城・筑西に航空博物館…年内開館目指す

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 国立科学博物館(東京都台東区)は3日、茨城県筑西市のレジャー施設「ザ・ヒロサワ・シティ」内に官民共同の航空博物館「科博廣澤ひろさわ航空博物館」を整備すると発表した。戦後初の国産旅客機「YS11」を移設した航空ミュージアムの建物を活用し、同機や旧海軍の零式艦上戦闘機(零戦)など、日本の航空機史上で貴重な価値を持つ5機を中心に展示する。年内の開館を目指すという。

組み立てが完了したYS11の量産1号機(3日、筑西市で)
組み立てが完了したYS11の量産1号機(3日、筑西市で)

 展示されるYS11は、1964年に初飛行し、98年の引退後は羽田空港で保管されていた量産1号機。科博が昨年3月、常設公開に向け、同ミュージアムに移設した。この移設が契機となり、歴史的価値の高い飛行機を収集したいヒロサワ側と、未公開だった所蔵資料の展示を進めたい科博側の意向が合致。新博物館構想へと進展したという。

展示される零式艦上戦闘機(国立科学博物館提供)
展示される零式艦上戦闘機(国立科学博物館提供)

 新博物館では、57年から62年の南極観測で使用されたヘリコプター「シコルスキーS58」も展示する。59年に、南極に置き去りにされたカラフト犬「タロ」「ジロ」の救出に活躍した機体だ。このほか、戦後の航空活動再開後初となるグライダー「電建号」、77年に2093・9メートルを飛び、当時の人力飛行の世界記録を作った「日大式ストークB」も公開する。零戦は南太平洋・ラバウル北西のニューブリテン島沖に沈んでいた機体を引き揚げ復元したもので、昨年7月まで科博本館で展示されていた。

「科博廣澤航空博物館」の完成予想図(国立科学博物館提供)
「科博廣澤航空博物館」の完成予想図(国立科学博物館提供)

 3日の記者会見で、科博の林良博館長は「どれも科学的な重要性だけでなく物語性があり、多くの人に親しんでもらうのにピッタリ」と期待し、広沢グループの広沢清会長は「大切に扱い、永久に残していきたい」と話した。

 新博物館の管理運営の主体となる一般財団法人も3日付で設立された。科博が博物館の運営で民間と連携するのは初めてという。

 科博は資料を貸し出し、博物館の運営資金をヒロサワ側が負担する。航空に関する資料収集や普及啓発活動、調査研究などが一般財団法人の主な事業で、代表理事に広沢会長が就任。理事と評議員として科博関係者らが加わり、今後、入館料のあり方やスタッフの配置など細かな運営の仕組みを詰めていくという。

 林館長は「官だけではどうしても硬直化しがち。今回をファーストステップとして同じような形を広げていき、地域の活性化にもつなげていきたい」と語った。

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1887996 0 科学・IT 2021/03/05 11:54:00 2021/03/05 11:54:00 2021/03/05 11:54:00 組み立てが完了したYS11の量産1号機(筑西市のザ・ヒロサワ・シティで) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210305-OYT1I50019-T.jpg?type=thumbnail

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