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iPS細胞から受精卵に似た細胞作成…「人間作製」につながる可能性も

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 人間のiPS細胞(人工多能性幹細胞)などを使い、胎児になる前の受精卵(胚盤胞はいばんほう)に似た形の細胞の塊を作ったと、豪州と米国のチームがそれぞれ発表した。現時点では胎児に育つ可能性はないが、受精卵を使わず人間を作製する研究に将来つながる可能性がある。論文がそれぞれ英科学誌ネイチャーに掲載された。

成長した受精卵に似た細胞の塊を人工で作製し、染色した画像(豪モナッシュ大提供)
成長した受精卵に似た細胞の塊を人工で作製し、染色した画像(豪モナッシュ大提供)

 豪州のチームは、大人の皮膚の細胞に特殊な処理を施し、若い細胞が持つ様々な細胞に成長する能力を戻した上で、受精卵が成長するのに必要な成分を加えるなどした。

 その結果、受精5日後の受精卵に似た構造を持つ細胞の塊ができたという。米国のチームは、ES細胞(胚性幹細胞)とiPS細胞を使って、同様の細胞の塊を作った。

 できた塊は、成長した受精卵と遺伝子の働きが似ていたが、成長した受精卵にはない細胞が含まれるなど大きな違いもあり、子宮に入れても胎児にはならないという。こうした細胞は、不妊や流産の研究に利用できる可能性がある。

 京都大の沢井努・特定助教(生命倫理学)の話「クローン人間の作製研究などを規制する各国の法律や倫理基準は、こうした細胞の塊が作製できることを前提としていない。今のうちに議論を進め、規制や倫理基準の整理を進めるべきだ」

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1926560 0 科学・IT 2021/03/21 19:46:00 2021/03/21 20:52:48 2021/03/21 20:52:48 様々な色で染められた人間の受精卵の「胚盤胞」に似た組織(豪モナッシュ大提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210321-OYT1I50059-T.jpg?type=thumbnail

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