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「危険が高い地点です」音声で注意・脇見運転にブザー…ドラレコ、AIで進化

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 車のドライブレコーダー(ドラレコ)の映像を人工知能(AI)で解析して活用するサービスが広がっている。事故発生時に当事者の過失割合を自動で算出したり、脇見運転を察知して注意したりするほか、危険な交差点を教えてくれるドラレコも。警察も事故抑止の効果に期待している。(内本和希)

衝突後5分で

 東京都内の交差点で3月、車同士が出合い頭に衝突した。5分後、東京海上日動火災保険の担当者のパソコン画面に、事故の前後計15秒間の映像が映し出された。車の進路や速度、信号の色などが表示され、事故の状況がひと目で分かる。

 同社が昨年3月に開始したドラレコ特約(月額650~850円)の保険サービスだ。同社が貸し出したドラレコが事故の衝撃を感知すると、映像が同社に自動送信され、AIが衝突時の状況を解析する。今年3月までの1年間に約3800件の事故で活用されているという。

 AIには、同社が過去に取り扱った事故約500万件の情報や裁判の判例などを学習させており、当事者の過失割合も自動で算出される。例えばどちらかのドライバーが飲酒運転をしていれば過失割合は大きく変わるため、当事者からの聞き取りも欠かせないが、同社は「事故状況をより客観的に把握でき、保険金の支払いまでにかかる時間も短縮できる」と説明する。

 あいおいニッセイ同和損害保険も昨年9月から、AIが映像を解析するドラレコ貸与型のサービスを展開。契約数は今年1月末現在、個人約43万件、法人約640社に上っている。

危険箇所を警告

ドラレコ映像(左上)をAIが解析し、事故の状況や信号の色などを表示する保険会社の端末画面(東京海上日動火災保険提供)
ドラレコ映像(左上)をAIが解析し、事故の状況や信号の色などを表示する保険会社の端末画面(東京海上日動火災保険提供)

 事故を未然に防ぐためにドラレコとAIを活用するケースもある。

 米国企業「ナウト」の日本法人は2018年8月から、ドラレコに内蔵したAIが車内の映像を解析し、スマートフォンを見るなどの「ながら運転」や脇見などをブザーと音声で警告するドラレコ商品を販売している。

 物流トラックのリース会社など約500社が導入し、契約会社に対する調査では、1時間あたりの脇見回数が半年間で約54%減少したという。ナウト日本法人の井田哲郎代表(37)は「契約会社にはドラレコが記録した映像も提供しており、運転の改善指導にも役立っている」と話す。

 香川県は三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険と協力し、両社のドラレコ保険に加入する車が事故の起きやすい県内100地点に近づくと、「危険が高い地点です」などとドラレコが音声で注意するサービスを今年1月から始めた。100地点は、県内で起きた人身事故約4万件の情報などを基にAIが選定したという。

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1976063 0 科学・IT 2021/04/10 15:00:00 2021/04/10 15:52:43 2021/04/10 15:52:43 ドラレコ https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210410-OYT1I50054-T.jpg?type=thumbnail

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