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桜島噴石、落下時の時速は540キロ以上・鉄筋コンクリ屋根を貫通…昨夏の噴火

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 鹿児島市の桜島で昨年6月に起きた噴火で、居住地のそばに落下した噴石は、着地時に時速540キロ以上に達したとみられることが、山形大や京都大などのチームの解析で分かった。JR東海が事業化を進めるリニア中央新幹線並みの速度に相当し、衝撃力は、鉄筋コンクリート製の屋根を貫通するほどだったという。(中村直人)

 気象庁などによると、噴火は昨年6月4日未明、南岳山頂火口で発生。同8日朝、火口から南南西約3キロに位置する島内の畑で直径約6メートル、深さ約2メートルの痕と、最大約30センチの破片が複数個見つかった。畑から150メートル先には人家もあったが、けが人はいなかった。

 山形大の常松佳恵准教授(自然災害科学)らは、噴火時の監視カメラの画像などを分析し、噴石の軌跡を計算した。石の直径を70センチ~1メートルとした場合、火口から放出された時点の速度は時速約400キロ、到達高度は最高で火口から約2・3キロと推定。着地時には時速540キロ以上に達し、衝撃力は鉄筋コンクリートの屋根を貫通するエネルギーよりも大きいと見積もった。

 常松准教授は「頻度としては多くないが、このような噴火が起こる可能性は今後も考えられる。噴石が直撃する確率を少なくするためにも、シェルターや頑丈な建物の整備が重要となる」と話している。

 気象庁は桜島の噴火警戒レベルを5(避難)に引き上げる基準の一つに、「大きな噴石が火口から2・5キロ以上に飛散」することを挙げており、昨年6月の噴火はこれに該当した。しかし、同庁は噴石の発見が噴火から4日後だったことなどを理由に、同レベルを3(入山規制)のまま維持した。

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2009428 0 科学・IT 2021/04/25 09:56:00 2021/04/25 09:56:00 2021/04/25 09:56:00

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