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中国、独自の宇宙ステーション中核施設打ち上げに「成功」…米は警戒強める

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 【瀋陽=川瀬大介、ワシントン=船越翔】中国は29日、独自の宇宙ステーション「天宮」の建設に向け、中核施設「天和」を搭載したロケットの打ち上げに成功した。「宇宙強国」を目指す中国の動きに、米国は警戒を強めている。

独自の宇宙ステーション「天宮」建設に向け、中核施設「天和」を乗せて文昌衛星発射センターから打ち上がるロケット「長征5号B遥2」(29日午前11時23分、中国・海南島で)=片岡航希撮影
独自の宇宙ステーション「天宮」建設に向け、中核施設「天和」を乗せて文昌衛星発射センターから打ち上がるロケット「長征5号B遥2」(29日午前11時23分、中国・海南島で)=片岡航希撮影

 天和は29日午前、南部・海南島の文昌衛星発射センターから、中国最大級の運搬能力を持つ「長征5号B遥2」で打ち上げられ、予定の軌道に乗った。

 天和は全長16・6メートル、最大直径4・2メートル、重さ22・5トン。宇宙ステーションを制御する司令室の役割を担う基幹部分で、居住区域も含まれる。中国は、実験棟や宇宙貨物船などを今後10回に分けて打ち上げて宇宙ステーションの組み立てを進める計画で、2022年頃の完成を目指す。

 完成後は高度340~450キロ・メートルを周回し、宇宙飛行士3人が長期滞在して科学実験などを行う。中国は月や火星の有人探査を視野に宇宙での長期滞在のノウハウも蓄積したい考えだ。

 習近平シージンピン国家主席は打ち上げ成功に寄せた祝電で「宇宙ステーションの建設は宇宙強国建設への重要なプロジェクトだ」と強調した。

 米日欧などが運用する国際宇宙ステーション(ISS)は25年以降の運用のあり方が決まっていない。習政権には、その前に宇宙ステーションを完成させ、宇宙開発分野でも中国の影響力を強める思惑がありそうだ。中国は宇宙ステーションの「世界への開放」を掲げ、すでに日本やドイツ、フランスなど17か国の大学や研究機関などの実験計画を受け入れると発表した。

 中国の宇宙開発は軍主導で進められている。宇宙ステーションを巡っては、米国の専門家から、情報収集など軍事利用を懸念する声が上がっている。

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2019711 0 科学・IT 2021/04/29 12:45:00 2021/04/29 21:56:30 2021/04/29 21:56:30 独自の宇宙ステーション「天宮」建設に向け、中核施設「天和」を乗せて文昌衛星発射センターから打ち上がるロケット「長征5号B遥2」(29日午前11時23分、海南省文昌市で)=片岡航希撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210429-OYT1I50072-T.jpg?type=thumbnail

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