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福島第二、廃炉まで44年かける計画…原子炉建屋の除染開始

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 東京電力は6日、先月23日から廃炉作業が行われている福島第二原子力発電所で原子炉建屋の除染を始め、現場を報道陣に公開した。東日本大震災から運転を停止している全4基の廃炉を今後44年かけて進める計画で、2064年度の完了を目指す。

 東電は廃炉工程を4段階に分け、各段階に10~12年かける方針。震災時に事故を起こした福島第一原発の全6基の廃炉も進めており、計10基を同時に廃炉にする大規模事業になる。

福島第二原発(読売ヘリから、2月14日撮影)
福島第二原発(読売ヘリから、2月14日撮影)

 原子力規制委員会から認可を受けた第1段階は原子炉建屋の汚染調査など10年かかる工程で、この日は1号機原子炉建屋の4階で作業員や東電社員ら12人が高圧洗浄機で除染を行った。ここでは以前、原子炉内で使った装置を洗浄したため炉内の放射性物質が付着していたという。

 福島第二原発の三嶋隆樹所長は「廃炉作業は第一原発の廃炉状況とうまく調整しながら進めなければならない」と話した。福島第二原発の敷地内には使用済み核燃料が保管されており、今後発生する放射性廃棄物を含め、処分先が決まっていない。

 震災で津波の浸水被害を受けた福島第二原発は福島県などから「復興の妨げになる」と廃炉を求められ、東電は18年、廃炉を表明した。廃炉にかかる費用は約2822億円。核燃料の処理費用なども含めると約4100億円に上る見通し。

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2184654 0 科学・IT 2021/07/06 21:42:00 2021/07/06 21:42:00 2021/07/06 21:42:00 福島県沖を震源とする地震。一夜が明けた福島第二原発。福島県相馬市と新地町、国見町、宮城県蔵王町で震度6強の激しい揺れを観測した。震源の深さは約55キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7・3と推定される。原子力規制委員会によると、東京電力福島第一原発と福島第二原発でトラブルは起きていない。福島県楢葉町で、本社ヘリから。2021年。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210706-OYT1I50151-T.jpg?type=thumbnail

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