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殻の巻き方が緩やか、新種アンモナイト発見…太古の日本近海探る重要な資料に

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新種と判明したアンモナイトの化石
新種と判明したアンモナイトの化石

 福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)は、富山県で発見されたアンモナイトの化石が新種と判明したと発表した。太古の日本近海の環境を推定する上で重要な資料になるという。化石は、16日から同博物館で始まった特別展「海竜~恐竜時代の海の猛者たち~」で公開されている。

 化石は、富山県朝日町の約1億8500万年前の 来馬くるま 層群で採取された4点。研究の結果、ロシアなど北半球の高緯度地域に生息していたアマルチウス属の一種と判明した。東アジアでこの属の新種が見つかるのは初めてで、「アマルチウス・オリエンタリス」と名付けられた。

 大きさは直径5~7・5センチ。既存の種と比べて〈1〉殻の巻き方が緩やか〈2〉殻の模様が不規則〈3〉外側のへりのふくらみが未発達――といった特徴があるという。

 アンモナイトは約4億2500万年前~6600万年前に生息したとされ、これまでに1万種以上が発見されている。それぞれの種が存在した期間が短いため、地層の年代を推定するのに重要な化石とされる。

 研究を行った同博物館の中田健太郎研究員は、「海外の化石との比較を通して、当時の海の環境理解につながる可能性がある」と話した。研究結果は米科学雑誌の電子版に掲載された。

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2214754 0 科学・IT 2021/07/17 19:39:00 2021/07/17 19:39:00 2021/07/17 19:39:00 富山県で発掘された新種のアンモナイト https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210716-OYT1I50064-T.jpg?type=thumbnail

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