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インド型、周りの正常な細胞と融合しやすく症状の重さに影響…東大などが動物実験

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 新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)は、従来型より重症化リスクが高いとする動物実験の結果を、東京大や北海道大などの研究チームがまとめた。インド型特有の変異が、症状の重さに影響しているという。

新型コロナウイルス
新型コロナウイルス

 インド型は「L452R」や「P681R」と呼ばれる特徴的な変異がある。チームはこれまで、P681Rを持つ新型コロナに感染した細胞は、周りの正常な細胞と融合しやすくなるなど、細胞の性質が変化することを報告していた。

 チームは今回、ハムスターにインド型を感染させる実験を行った。その結果、従来型に比べてハムスターの体重が減るなど、症状が重くなる傾向があることがわかったという。P681Rを持つ新型コロナを人工合成して感染させたハムスターも同様の結果となった。

 チームの佐藤佳・東大准教授(ウイルス学)は「感染細胞が周りの細胞と融合し、ウイルスが体内で広がりやすくなるとみられる。重症化を防ぐため、ワクチン接種を進める必要がある」と説明している。

 インド型を巡っては、従来型より重症化リスクが高いとされる英国型(アルファ型)の変異ウイルスに比べても、入院リスクが約2倍高まるという報告がある。

 大阪大の樺山一哉准教授(生化学)の話「様々な変異に注目し、重症化の原因を見つける研究は、感染対策や治療戦略を立てる上でも重要だ」

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2225995 0 科学・IT 2021/07/21 23:31:00 2021/07/21 23:31:00 2021/07/21 23:31:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210721-OYT1I50115-T.jpg?type=thumbnail

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