乳幼児の起床時間のばらつき、脳の発達と関係…秋田大など研究論文

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 乳幼児の起床時間のばらつきと、ヒトの記憶などをつかさどる大脳の発達具合に相関関係があるとする研究結果を、秋田大学などの研究チームがまとめた。睡眠サイクルを制御することで子どもの知的発達を促すことができる可能性がある。論文が6日、英電子版科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。

 研究チームは、2013~20年に生まれた36週未満かつ体重1500グラム未満の早産児101人を対象に、睡眠計を使って睡眠状況を記録しつつ、ブロックなどを使った検査方法で知的発達の状況を調べた。その結果、日々の起床時刻にばらつきが小さい乳幼児ほど、知的発達が良好である傾向にあることを突き止めた。研究結果からは、これまでは脳幹と視床下部が睡眠を制御すると考えられていたが、考えたり記憶したりする大脳にもその機能が備わっている可能性も示唆されるという。

 睡眠状況と知的発達の因果関係は分かっていないが、研究した秋田大大学院医学系研究科の太田英伸准教授は「睡眠サイクルを一定に保つことによって、乳幼児の知的な発達を促せる可能性が見いだせた」としている。

 研究チームによると、乳幼児の睡眠と知的発達の関係については、保護者へのアンケート調査を分析したものが多く、主観的なものが多かったという。

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2272002 0 科学・IT 2021/08/09 13:14:00 2021/08/09 13:14:00 2021/08/09 13:14:00

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