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ES細胞から試験管内で精子…マウスで成功、不妊治療の研究に応用も

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 様々な細胞に変化できるマウスのES細胞(胚性幹細胞)を使い、試験管内で精子を作ることに成功したと、京都大の斎藤 通紀みちのり 教授(細胞生物学)らの研究チームが発表した。精子ができる過程を初期段階から体外で観察できるため、人の不妊治療の基礎研究にも役立つ可能性があるという。論文が8日、国際学術誌に掲載される。

 精子は胎児期に形成が始まり、「始原生殖細胞」と呼ばれる最も初期段階の細胞から、精子の元になる「精子幹細胞」などに変化しながら少しずつ成熟する。

 斎藤教授らは、試験管やシャーレでES細胞を始原生殖細胞に変化させたうえで、マウスの体内から取り出した精巣の細胞と一緒に培養。そこで精子幹細胞となり、別のマウスの精巣を薄く切った組織片の中で精子にまで成熟させた。

 この精子と、雌のマウスから採った卵子を受精させて43個の受精卵を作り、別の雌の子宮に移植したところ、雄雌1匹ずつの子どもが生まれた。

 斎藤教授は「将来的に人のES細胞でも同様の研究が可能になれば、精子が成熟する過程が詳しく分かり、不妊治療の基礎研究にも生かせるだろう」と話す。

 林克彦・九州大教授(生殖生物学)の話「精子が成熟するメカニズムにはまだ不明な部分が多い。マウスでの知見は人にも役立つ可能性があるため、非常に重要な研究成果だ」

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2349127 0 科学・IT 2021/09/08 01:00:00 2021/09/08 01:27:03 2021/09/08 01:27:03 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210907-OYT1I50141-T.jpg?type=thumbnail

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