「mRNA」使った治療薬でマウスのがん縮小…ワクチン開発企業が臨床試験を開始

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 遺伝物質の「メッセンジャーRNA(mRNA)」を使った治療薬をマウスに投与するとがんが縮小したと、独製薬企業ビオンテックなどの研究チームが発表した。mRNAは同社が米ファイザーと共同開発した新型コロナウイルスワクチンに使われている。がんの新たな治療法につながる可能性があるとして、既にがん患者への臨床試験を始めているという。

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 チームには、mRNA医薬品の基盤技術を開発し、ビオンテック社上級副社長を務めるカタリン・カリコ・米ペンシルベニア大客員教授(66)が参加している。論文が米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン」に掲載された。

 チームは、免疫を活性化するなどの働きがある「インターロイキン12」や「インターフェロンα」など4種類のたんぱく質の設計図となるmRNAを開発した。このmRNAをマウスのがん組織に注射したところ、20匹のうち19匹でがんが縮小し、40日以内にほとんどなくなった。残り1匹のがんは逆に拡大した。

 同社などは現在、固形がんを対象とした人の臨床試験を進めているという。mRNAを使った医薬品は、新型コロナ以外の感染症のワクチンや、がんなどの治療薬に応用できると期待が高まっている。

  横田隆徳・東京医科歯科大教授(核酸医学)の話 「4種類のmRNAを組み合わせて相乗効果を出している点が興味深い。人間で効果があるかが課題だ」

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