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真鍋氏の研究なければ、CO2削減の議論なかった…ノーベル賞選考委員長が価値強調

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 【ワシントン=船越翔】今年のノーベル物理学賞の選考委員長を務めたスウェーデン・ストックホルム大のトルス・ハンス・ハンソン教授(70)が11月30日、読売新聞のオンライン取材に応じた。同賞を受賞する米プリンストン大上席研究員の真鍋 淑郎しゅくろう さん(90)を気候変動の予測モデル分野を切り開いた「真の先駆者だ」とたたえ、「ここ数年、彼の業績に注目し続けていた」ことも明らかにした。

真鍋淑郎さん
真鍋淑郎さん

 ハンソン教授は、1960年代に大気の動きと気温の関係を定めるモデルを開発した真鍋さんが、コンピューターを使った気候変動予測の基礎を築いたことを評価。「この予測がなければ、我々は二酸化炭素の排出を止めようとは言えなかっただろう。彼は突出した存在であり、その偉大さに疑問を持つ人はいない」と強調した。

ハンソン教授(本人提供)
ハンソン教授(本人提供)

 世界的に脱炭素化への機運が高まる中での受賞決定となった点には、「そもそも研究成果の検証には時間がかかる。選考は独立した手続きで行われ、政治的な状況とは関係ない」と説明した。その上で「気候変動の予測は信頼できるものであり、温暖化は事実だと人々に伝えることはとても重要だ」と語った。

 一方、ハンソン教授は、これまで同賞の受賞が多かった宇宙や物質の性質などとは異なる分野に光が当たったことに「評価基準を変えたからではなく、物理学や実験などの手法の範囲が広がったためだ」と述べた。「気候変動のような複雑なシステムは未知のフロンティアといえる」とも語り、若い研究者が様々な研究に挑むことを期待した。

   ◇

 真鍋さんは米ワシントンにある米科学アカデミーで今月6日(日本時間7日)、ほかの米在住の化学賞や経済学賞の受賞者とともに表彰される。

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2564826 0 科学・IT 2021/12/02 15:00:00 2021/12/02 22:40:13 2021/12/02 22:40:13 ノーベル物理学賞の受賞が決まった真鍋淑郎さん。米ニュージャージー州の自宅前で。文化功労者及び文化勲章の受章が決まった気象学・気候学の真鍋淑郎氏。2021年10月26日夕刊「文化勲章・功労者 気象学・気候学 真鍋淑郎(しゅくろう)さん 90 温暖化 喫緊の課題」掲載。◇コンピューターによる気候変動の予測モデルを開発。米プリンストン大上席研究員。米ニュージャージー州。愛媛県出身。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/12/20211202-OYT1I50124-T.jpg?type=thumbnail

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