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京都大は8日、iPS細胞研究所の山中伸弥所長(59)が来年3月末で所長を退任すると発表した。山中所長は2010年の研究所設立以来、所長を務めてきた。次期所長には、同研究所の高橋

山中所長は06年にマウスでiPS細胞(人工多能性幹細胞)の作製に成功したと発表し、12年にはノーベル生理学・医学賞を受賞した。iPS細胞を使った再生医療などの実用化を目指し、iPS細胞の備蓄事業を推進してきたほか、国内の臨床研究や治験の支援に注力してきた。退任後も教授として引き続きiPS細胞研究に取り組む。
高橋教授は18年からパーキンソン病治療に関する治験を進めている。
山中所長は「研究者としての最後の期間は自身の研究に注力したいという思いが日に日に強くなっていました。基礎研究者としてiPS細胞や医学・生物学の発展に貢献できるよう全力を尽くします」とのコメントを発表した。