トンボの16%絶滅の危機…レッドリスト最新版

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 各国の政府や環境団体などでつくる「国際自然保護連合」(IUCN)は9日、絶滅の恐れがある動植物をまとめたレッドリストの最新版を公表し、トンボ類の種の16%が絶滅リスクに直面していると指摘した。生息に適した湿地や河川の減少が主な原因だという。

アフリカ中部ガボンに生息する絶滅危惧種のトンボ(IUCN提供)
アフリカ中部ガボンに生息する絶滅危惧種のトンボ(IUCN提供)

 最新版では、世界のトンボ類6016種のうち675種が絶滅危惧種に指定された。絶滅種と情報不足の種を除く4285種の中でみると16%に達するという。IUCNは、生息場所や都市部での湿地の保全を呼びかけている。

 トンボ類は国内に180種おり、環境省のレッドリストで29種が国内全域で絶滅危惧種とされている。神奈川県立「生命の星・地球博物館」の苅部治紀・主任学芸員(保全生態学)は「水辺環境が減ったり、トンボに悪影響を及ぼす農薬が使われたりしている。状況は極めて深刻だ」と懸念する。

 一方、北海道東部に生息するツルの一種で国の特別天然記念物のタンチョウは、3段階ある絶滅危惧種のうち2番目の「危機」から最も低い「危急」に変更された。都市化や狩猟で一時激減したが、国や地域住民らの努力で回復が進んでいる。

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