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気象庁の長谷川直之長官は19日、トンガ近海の火山噴火による津波への警報・注意報の発表が遅れたことを受け、発表方法の改善に向けた有識者による検討会を設置する方針を明らかにした。

噴火は日本時間15日午後1時頃に起き、気象庁は6時間後に「津波被害の心配はない」と発表。その約1時間半後に三宅島で注意報の基準となる20センチ以上の潮位変化を観測した。しかし、噴火との因果関係がわからないとして発表を見送り、潮位変化が警報レベルの1メートルを超えた後の16日未明に警報と注意報を発表した。
長谷川長官は「残念ながら観測から発表までかなり時間を要した。この経験を踏まえ、より早く発表できるようにしたい」と述べた。当面の間は警報・注意報レベルの潮位変化を観測すれば直ちに発表する。