陸側プレートの下に沈み込んだ海側の「太平洋プレート」内部で発生…東日本大震災と異なるタイプ

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 福島県沖を震源に最大震度6強を観測した16日の地震について、気象庁は17日、陸側の岩板(プレート)の下に沈み込んだ海側の「太平洋プレート」内部で起きた地震だと発表した。東日本大震災を引き起こした巨大地震は二つのプレートの境界で発生しており、タイプが異なる。

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気象庁
気象庁

 今回の地震では、激しい揺れが福島、宮城両県など広い範囲で観測された。東京大地震研究所の古村孝志教授は「プレート内部の地震は震源が深く、地震動がプレートを通って遠くまで伝わりやすいので、広範囲で大きく揺れることが多い」と指摘。「今回は木造住宅で被害が出やすい周期1秒くらいの揺れや、地滑りなどを招くより小刻みな揺れが強く、しかも長く続いた。家屋倒壊などの被害につながったのではないか」と分析している。

 一方、高層ビルなどが揺れやすい長周期地震動も各地で観測された。宮城県北部で最大の「階級4」を観測し、東京23区では「階級2」となった。

 また、津波も発生し、宮城県石巻市では最大30センチが観測された。津波は海底面付近が変形するなどして発生するため、震源が深いと大きくなりにくい。今回の震源の深さは57キロ・メートルで、東日本大震災の24キロ・メートルと比べても深かった。東北大の今村文彦教授(津波工学)は「今後より浅い場所で余震が発生すれば、もっと大きな津波が発生する危険がある。今後1週間程度は注意してほしい」と呼びかける。

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2843206 0 科学・IT 2022/03/17 11:17:00 2022/03/17 13:19:53 2022/03/17 13:19:53 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/03/20220317-OYT1I50102-T.jpg?type=thumbnail

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