「サル痘」警戒強化、入国増加に備え…29か国・地域で1200人感染

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 アフリカ諸国で流行していた感染症「サル痘」の感染者が、欧米を中心に増加している。政府は警戒を強め対応マニュアルを公表するなど、感染の「疑い例」が出た場合に備えている。ただ、症状が似た天然痘に比べて感染力や致死率は低いため、専門家は「過度な心配は必要ない」と呼びかけている。

欧米で急拡大

 米疾病対策センター(CDC)は、これまで流行していなかった英国やスペインなど29か国・地域で、サル痘や類似のウイルスへの感染者が8日時点で計1200人に上ったと発表した。渡航者に対する勧告を3段階中で2番目に高い「レベル2(注意強化)」に引き上げたという。世界保健機関(WHO)によると、これらの国・地域では死者は確認されていない。英国で5月上旬に確認されてから急速に拡大しており、WHOは「さらに広がる可能性は高い」と指摘している。

警戒強化

サル痘への注意を呼びかけるポスター(3日、成田空港で)
サル痘への注意を呼びかけるポスター(3日、成田空港で)

 日本では新型コロナウイルスの水際対策が緩和され、1日から入国者数上限が1日1万人から2万人に引き上げられた。厚生労働省によると、国内でサル痘感染者が発生したことはなく、検疫所で検査する態勢はない。成田空港に貼り出されたポスターでは、症状が出た場合は、保健所に連絡するよう求めている。

 厚労省は1日、緊急時用の対応マニュアルを公表した。サル痘の感染が疑われるのは、説明困難な急性発疹や感染者発生国での滞在歴があるケースで、都道府県などに迅速な対応を求めている。検査は国立感染症研究所(東京)だけでしか行えないため、体液や皮膚片などの検体を輸送する手順も新たに定めた。

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