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この時期に猛烈な暑さとなったのは、日本列島の南側にとどまっている太平洋高気圧が北へ強く張り出し、西日本から東北を暖かい空気が覆ったからだ。関東甲信地方の内陸部は「フェーン現象」の影響もあったとみられる。

気象庁によると、25日は高気圧の張り出しで梅雨前線が押し上げられ、夏の気圧配置になって、日射量が増加。特に関東は、上空1500メートル付近に18度以上の真夏並みの暖かい風も流れ込み、地上に一足早い「真夏の晴天」をもたらした。

さらに、高気圧の縁では南西方向から強い風が吹いており、関東の西側の山を越える際にフェーン現象が発生。暖かい風が、より高温になって内陸部に吹き下ろした可能性がある。
高気圧の張り出しは世界的な異常気象をもたらす「ラニーニャ現象」が関係しているとみられる。南米ペルー沖の海面水温が平年より低くなる現象で、日本は猛暑になりやすいという。