線虫が静電気使い空中にジャンプ、虫や鳥にくっつき移動か…北大など研究チーム

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 北海道大と広島大の研究チームは、体長1ミリほどの線虫が静電気を使って空中に飛び上がり、昆虫に乗る行動をすることを発見したと発表した。線虫は世界中にいるが、どのようにして広まったかは謎とされている。チームの代表で、生物の動きを物理学の視点で研究する佐藤勝彦・北大電子科学研究所准教授は「自然界に生じる静電気を巧みに利用して移動を続け、広がった可能性がある」と話す。

静電気を使って飛び上がる線虫(1秒間に2万コマの高速度カメラで撮影)=北大・広島大提供
静電気を使って飛び上がる線虫(1秒間に2万コマの高速度カメラで撮影)=北大・広島大提供

 線虫は土壌や水中に生息しており、種類によっては人間に有害な細菌を食べたり、根に寄生して農作物を弱らせたりする。周囲の環境が汚れると、2か月間餌を食べずに生きられる幼虫に変態し、尻尾で立ち上がれるようになる。幼虫の期間に良好な環境へ移動できるかが、生存にとって重要とされる。

 チームは、幼虫となった線虫がシャーレ内で一瞬で蓋に移動したことに注目。蓋は静電気を帯びており、人為的に静電気を生じさせると線虫が飛び移る様子が確認できた。さらに花びらで体をこすって帯電させたハチを線虫の集団に近づけたところ、約80匹が柱状の束になってハチに飛び移った。跳躍時の速度は秒速1メートルで、普段 って移動する時の1000倍に上る。

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4398261 0 科学・IT 2023/07/30 21:12:00 2023/07/30 21:12:00 2023/07/30 21:12:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/07/20230730-OYT1I50088-T.jpg?type=thumbnail

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