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    「シベリア 水循環加速」「外国語教育にICT」

    「東シベリアとモンゴルにおける気候変動―永久凍土の融解はこのまま進行するのか?」

    • 檜山哲哉氏
      檜山哲哉氏

    名古屋大・宇宙地球環境研究所 檜山哲哉教授

     永久凍土が存在する東シベリアのタイガ(針葉樹林帯)では近年、立ち枯れが生じ、タイガに点在する湖沼の拡大が目立っている。

     (1)温暖化による北極海氷の減少(2)降水量の増加(3)凍土表層の融解(4)北極海への河川流量の増加――といった水のサイクルが加速していることが影響している。

     こうした気候の変化は、東シベリアの南に位置するモンゴルにも波及。夏の降水量が減少し、干ばつの被害が多発した。

    「次世代型の外国語教育を目指して」

    • 壇辻正剛氏
      壇辻正剛氏

    京都大・学術情報メディアセンター 壇辻正剛教授

     コミュニケーションを主体とした外国語教育が課題となっているが、日本語を母語とする学習者はなかなか上達しないケースが多い。言語学的にも構造的な問題点を抱えているからだ。

     例えば、日本語は、単語などを区切る最後の音が「あいうえお」といった母音で終わる「開音節」で、子音で終わることが多い英語と異なる。また、母音の数が少ないことなども、リスニングやスピーキングの障害となっている。

     こうした問題を克服するため、情報通信技術(ICT)を用いた次世代型の外国語教育の開発研究に取り組んでいる。個々の学習者の発音評価カルテを自動生成し、弱点を集中学習したり、海外の状況をバーチャル体験したりする試みだ。(12月15日開催分)

     全国の国立大が研究の最前線を紹介する月1回の公開講座。次回は1月19日午後6時から、東京駅前の京都大学東京オフィスで開催する。参加申し込みは、セミナーのホームページへ。

    2018年01月11日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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